『 Beatle Jazz - With A Little Help From Our Friends 』 | Beatle Jazz |
0:38:28 | Usen C50 2005年02月28日2枚目 『 Beatle Jazz - With A Little Help From Our Friends 』 |
1 Yes It Is(07分31秒) | |
2 Piggies(07分54秒) | |
3 Imagine(09分54秒) | |
4 Strawberry Fields Forever(04分58秒) | |
5 I Will(08分11秒) |
Beatle Jazz / With A Little Help From Our Friends ビートル・ジャズ/ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・アワ・フレンズ
2005. 2. 23 on sale VACM-1257 \2,718(税抜)/\2,854(税込) |
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マイケル・ブレッカー、ランディ・ブレッカー、ジョン・スコフィールド、 マイク・スターンといった初の豪華ゲストを迎えた “ビートル・ジャズ”のニュー・アルバムが登場! |
1.Yes It Is イエス・イット・イズ
●シングル「涙の乗車券」のカップリング曲(65年)、「ザ・ビートルズ・アンソロジー2」にも収録
2.Piggies ピッギーズ
●from「ザ・ビートルズ」(68年)
3.Imagine イマジン
●from「イマジン/ジョン・レノン」(71年)
4.Strawberry Fields Forever ストロベリー・フィールズ・フォーエバー
●from「マジカル・ミステリー・ツアー」(67年)
5.I Will アイ・ウィル
●from「ザ・ビートルズ」(68年)
6.Working Class Hero ワーキング・クラス・ヒーロー
●from「ジョンの魂/ジョン・レノンプラスティック・オノ・バンド」(70年)
7.A Hard Day’s Night ア・ハード・デイズ・ナイト
●from「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」(64年)
8.Across The Universe アクロス・ザ・ユニバース
●from「レット・イット・ビー」(70年)
9.Lovely Rita ラヴリー・リタ
●from「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(67年)
10.And I Love Her アンド・アイ・ラヴ・ハー
●from「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」(64年)
11.The End ジ・エンド
●from「アビイ・ロード」(70年)
12.Chains チェインズ
●from「プリーズ・プリーズ・ミー」(63年)
<メンバー>
デイヴィッド・キコスキー(p) ラリー・グレナディア(b:1,2,4,5,8,9,11,12) ボリス・カスロフ(b:3,6,7,10)
ブライアン・メルヴィン(ds,perc)
<ゲスト>
マイケル・ブレッカー(ts:6) ランディ・ブレッカー(tp:3) マイク・スターン(g:7,10) ジョン・スコフィールド(g:2,5)
●ビートルズ楽曲のジャズ・アレンジで人気の“ビートル・ジャズ”最新作!
今回は初めてゲストを迎え、これまで以上にバラエティ豊かな「ビートル・ジャズ・ワールド」を展開!
●「イマジン」のメロディーを訥々と紡ぐランディ・ブレッカー、「労働階級の英雄」をジョン・コルトレーン風でハードに迫るマイケル・ブレッカーはもちろん一番の聴きどころ。2人のギタリストも(当然ですが)個性を発揮し、「ピッギーズ」で「らしい」フレーズで魅せるジョン・スコフィールド、「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」でロック魂を炸裂させるマイク・スターンには、ニヤリとさせられること必至です。
●トリオのみでの演奏もこれまで以上に充実!ベーシストには今作からラリー・グレナディアが新加入し、幅広いベース・サウンドを披露しています。ストレートな「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」、シンプルな演奏が美しい「アクロス・ザ・ユニバース」、冒頭のトラッドなアプローチも楽しい「ラヴリー・リタ」(楽曲後半はマッコイ・タイナー風に!)等、こちらも聴きどころ満載!
●キコスキーのアレンジとゲストの個性が見事に融合した素晴らしいビートルズ・ジャズ・アルバム!楽曲的にも、よりお馴染みの名曲がチョイスされ、音楽ファンに親しみやすい内容となっています。
<ビートル・ジャズ>
フュージョン・グループ「フォー・プレイ」(Warner→BMG)の立ち上げに関わったリッキー・シュルツが企画構想したビートルズをジャズ・アレンジで聴かせるユニット。メンバーはロイ・ヘインズ(ds)のグループでピアニストを務めたデイヴィッド・キコスキー(p)、後期ジャズ・メッセンジャーズのベーシスト、チャールズ・ファンブロー(b)、ジャコ・パストリアスとのセッションが有名なブライアン・メルヴィン(ds)というピアノ・トリオ。「ア・バイト・オブ・ジ・アップル」(2000年)、「アナザー・バイト・オブ・ジ・アップル」(2001年)と2枚のアルバムをリリース。ジャズとして成り立つビートルズの名曲をチョイスし、ジャズ・ファンからビートルズ・ファンまで好評を得た。最新作「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・アワ・フレンズ」ではブラッド・メルドーの諸作で名高いラリー・グレナディア(b)がベーシストとして参加。初めてマイケル・ブレッカー(ts)らゲスト陣を迎え、ビートルズ楽曲のジャズ・アレンジに、より多彩な色を加えることに挑戦している。
[今回のゲスト紹介]
マイケル・ブレッカー:70年代よりポール・サイモン、ジョニ・ミッチェルといったシンガーのバックから数々のスタジオ・セッションを経てステップス、兄ランディ・ブレッカー(tp)とのバンド、ブレッカー・ブラザーズといった質の高いフュージョン・グループで活躍。パット・メセニーらとの共演はもちろん87年より自身のリーダー作も定期的に発表、現在日本で最も人気のあるサックス奏者。ジョン・コルトレーンの影響を感じさせつつ、独自のアグレッシヴでメカニカルなスタイルを確立。フォロワーも後を絶たないが未だ他の追随を許さない巨匠。
マイク・スターン:パット・メセニーに師事。80年にマイルス・デイヴィスのバンドに参加したことにより頭角を現す。ストレートでロック色の強いスリリングなスタイルが持ち味。ジャズ/フュージョン・ファンはもちろん、ロック・ファンにも評価が高い人気ギタリスト。自身はAtlanticと契約し、リーダー作を定期的にリリース。マイケル・ブレッカーやデイヴィッド・サンボーンといった大物がゲスト参加したアルバムも人気。
ジョン・スコフィールド:デイヴ・リーヴマン(sax)やゲイリー・バートン(vib)との共演を経て、マイク・スターンの後任としてマイルス・デイヴィス・グループに参加、頭角を現し始める。ロック〜ブルース色も強いコンテンポラリーなスタイルを持つジャズ・ギタリスト。パット・メセニーとの共演盤やジャム・バンド、ソウライヴのアルバムに参加したりと様々な音楽的アプローチで魅せる人気ギタリスト。現在はVerveと契約、アルバム・リリース中。
<アルバムの成り立ちについて>
進化とは自然界と人間社会において、絶え間なく徐々に数々の変化を伴う「行動」の一つである。ビートル・ジャズというグループの進化を考えると、この「行動」の存在がはっきり見えてくる。このプロジェクトの成り立ちにはなかなか驚かされるものがある。つまりプレーヤー各々が過去にお互いに何らかの形で関り、影響を与えあった仲であったということ。ラリーの初のニュ−ヨーク・ライヴは15年ほど前、グリーニッチビレッジにある小さなカフェで行なわれたが、デヴィッドと僕が参加していた。さらにラリーとはそれより以前の80年代に、サンフランシスコで数多くのライヴを経験していた。デヴィッドのサイドマンとしての初セッションはランディ・ブレッカーと行なわれ、その後スコフィールドやブレッカー・ブラザースとの共演もあった。スターンと僕は89年から91年の3年間、ニューヨークのライヴハウス「ダンプ」で一緒に演奏していた。ラリーもスターンのスタンダード・アルバムのレコーディングに参加しており、スコフィールド、スターン、ランディと演奏したりツアーしたりしていた。要するに、僕が言いたいのは、このアルバムは奇異な偶然が創作した最高の演奏だということ。マイルスと演奏したとき一緒だったスターンとスコフィールド、ジャコ・パストリアスと演奏したとき一緒だったマイクとランディ、そしてそれぞれがジャコとの演奏経験をもつスコフィールド、スターン、僕。さらにボリスはボリスでデイヴと一緒に彼の最近のアルバム数枚をレコーディングし、ツアーも行っている。つまりこのプロジェクトは音楽で結ばれた友人同士の舞台裏で培われた友情から出来上がったアルバム。大げさに言うとジャコの魂がまだ僕たちの周りにいて、大のビートルズ・ファンだったジャコが僕たちに膨大なインスピレーションを与えてくれて、共演させてくれた、そんな気がする。JP、お礼を言うよ―君が僕たちの演奏を気に入ってくることを願っているよ。
ブライアン・メルヴィン
<デビッド・キコスキーの本作品に関する談話>
ビートルズの音楽はもちろんのこと、彼らのスタイル、プライベートライフにいたるまで、ビートルズに取りつかれていると言っていいほどの大ファンなんだ。彼らについて書かれた本も山のように読んだし、出演映画のビデオも持ってる。もちろんレコードは全部持ってるよ。ビートルズは子どもの頃から、慣れ親しんだ音楽なんだ。
アレンジをするときは、原曲のメロディーラインとオリジナルが持つ精神に忠実であろうと心掛ける。でも、何ら制約を受けることなく、僕のハートとソウルで自由に料理する。音楽を心の奥底で感じ、自然に湧き出てくるものを表現するだけさ。
どの曲を演ってみたいかだけを相談し、それぞれの曲で何か違うことを試みて楽しんでいる。ビートルズが演ったとおりにはやりたくないからね。
ビートルズの曲はどれも特別、だからどれが特に好きということはないね。
スペシャルゲストはそれぞれの特定の曲でフィーチャーするために厳選されたアーティストたちだ。ブライアンと僕とで考えた末、決定したプレイヤーさ。
出来栄えについてはとっても満足している。素晴らしい曲と、その曲にも勝るとも劣らないアーティストたち―ブレッカー兄弟、スコフィールド、スターン、グラナディア、ブライアンそれにボリスとくれば、悪い訳がないだろう、最高さ!
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ア・バイト・オブ・ジ・アップル/ビートル・ジャズ (2000.7.26発売)
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